我孫子の家

 設計 東葛企画設計事務所
 施工 船橋建設事業協同組合

『これからを楽しむ』ご夫婦の生活空間づくり

マンション住まいのご夫婦は、定年を迎えてこれから先の生き方暮らし方を考えるようになり土地探しをはじめました。

これまで住み慣れた地域で、少し高台の東と西道路の角地に位置し、老後の生活には利便性のよい環境の土地に決めました。

住まいづくりは、使い易さ、間取りの変更ができるように間仕切りを少なくし、開放感を持たせて光と風の自然を取り込んだシンプルな形態としました。

ところで、ご主人の要望は、ゴロンとする畳の部屋、奥さんは、大容量収納スペースと窓側に対面したキッチン・・・これがご夫婦のこだわりでした。

プランは朝日の入るキッチンをメインに東側に配し、連続するリビングは公園からの緑と光がいっぱいに取りこめるようにしてあります。

畳の部屋は、置き畳として、将来的に納戸と一体で1階の寝室として使えるようにしました。

2階は、ご夫婦のプライベートルームとして間仕切りは建具とすることで壁を造らないで一室として多目的に使えるようになっています。

限られた予算の中で・・・・

「やっぱり国産の自然材を使いたい」との思いから床には、カラマツを使い温水式床暖房をしきこみました。これで開放空間もさらに快適です。

そして奥さんの“想い”であったキッチンは、ちょっと贅沢に自然材の手造りとして食器戸棚と一緒に造り付けとしました。・・・“これはやっぱりヨカッタ!”

“ちょっと”の自然材を有効に使うことによって、工夫されたシンプルなつくりの中に自然材が溶け込み温もりのある住まいができました。

               


道路より外観
   手作りの流し
   置き畳と食器戸棚

建具で間仕切り

玄関と階段


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